YAおすすめ今月の1冊【2025年1月】
『リブリアの魔女』 日野 祐希/著 アリス館

メノアはリブリア王国で魔法使いの頂点、「魔導師」になることを夢見る女の子です。この王国で魔導師になるには、リブリア魔法学院を卒業し、現役魔導師の弟子となり、一人前と認められなければなりません。 リブリア魔法学院の卒業式典「魔法演舞会」は、現役魔導師達も見にくる弟子入りの権利の争奪戦です。そんな大切な魔法演舞会を病欠してしまったメノアは、姉のリリーナから史上最年少で魔導師になった、伝説の魔導師「シェリル・デュラン」を紹介してもらうことに成功。弟子入りを頼みにシェリルに会いに行きます。 一か月間住み込みで働き、力を見たあとで試験に合格したら弟子にしてくれるとシェリルから言われたメノアは喜びますが、シェリルの生活能力のなさにびっくり。メノアは魔法の勉強のほかに、食事の準備に洗濯掃除と大忙しの毎日を過ごしますが、魔法のトランプ隊を使って効率よく家事をしたり、シェリルに魔法のアドバイスをもらったりして、魔法も上達していきます。そして、無事に弟子入りをかけた第一の最終試験「各地を巡って魔導書を作るために使う素材集め」を受けられることになりました。 魔導師になるため、情熱を持って一生懸命前に進むメノア。皆さんも少しずつ成長するメノアの物語をお楽しみください。夢へ向かう勇気ももらえますよ。 |