鎌ヶ谷市立図書館 ロゴ

YAおすすめ今月の1冊【2022年6月】

『なんで英語、勉強すんの?』   鳥飼 玖美子/著  岩波書店

 

 タイトルのとおり、「なんで英語、勉強すんの?」そう思っている人は少なからずいるはずです。この本が中学生の私の目の前にあったら良かったのに・・・ちょっとだけ昔話にお付き合いください。
あれは中学1年生の1学期の中間テストのことでした。(当時英語は公立中学校からスタートでした。)英語の平均点が80点以上だったのにも関わらず、私は74点だったのです。噓でしょ?ともう絶望。風邪をひいて3日程学校を休んだだけなのに。そこから英語は大大大大大の苦手に。絶対外国なんて旅行に行くもんか。一生日本から出ないぞ。そんな事を考えていました・・・

本の紹介に戻ります。日本人にとっての母語は日本語です。日本語に近いのはやはりアジア圏の言葉で、勉強しようと思ったら、似ていることが多くてちょっと身近なんだそうです。けれど、遠くの英語圏はやっぱり遠く、覚えるのに苦労してしまうそう。
そうです、日本人にとって英語が難しいのは仕方のないことなんです。そして、それは自分にだけ該当するのではなく、みんなにとってそうなのです。それならば、どうやって英語と仲良くなれるかを考えてみませんか?
どうやったら英語が好きになれるのか。「英語を話すのに、まず日本語だったらどう考えるか?」など、英語をどうやって勉強すればいいのかが書かれています。
「なんで、英語勉強すんの?」と思ったそこのあなた。ぜひ、手に取ってみてください。