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今月のスタッフ一押し本
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『南風吹く』 森谷 明子/著 光文社


“俳句甲子園” を知っていますか。 5人が1チームとなって創作俳句を競う高校生の大会です。 俳句の出来栄えだけでなく、チーム対抗のディベートで俳句の観賞力も試されるというものです。 毎年6月の地方大会に始まり、8月には愛媛県松山市で全国大会が行われて日本一が決定されます。 これは、そんな “俳句甲子園” に出場しようと頑張る5人の高校生たちの物語です。 瀬戸内海の愛媛県五木島にある県立高校の五木分校は、再来年の春、今の2年生が卒業すると同時に廃校になり、その歴史を閉じることになっています。 想い出作りのため “俳句甲子園” に出場しようと5人が集まりました。 中にはあまり乗り気でないメンバーもいましたが、次第に俳句の面白さに目覚めていきます。 それぞれが家族や将来に悩みを抱えながらも励まし合って、心に感じることや思いを十七文字に託してゆくのです。 強豪校揃いの全国大会で、初出場の5人はどんな句を詠み、どんなことばで挑んでいくのでしょうか。 俳句というと、教科書で習うもの、難しい、固いというイメージが強いですが、 この話を読むと、俳句の面白さや奥深さに気づくと同時に、俳句がぐっと身近に感じられ、自分でも詠んでみたくなるのではないでしょうか!