今月の1冊【2023年8月】

『わたしに手紙を書いて 日系アメリカ人強制収容所の子どもたちから図書館の先生へ』
シンシア・グレイディ/文 アミコ・ヒラオ/絵 松川 真弓/やく 評論社
(「平和図書展示」より)
第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)で日本(にほん)とアメリカが戦(たたか)った時(とき)アメリカにくらしていた日系(にっけい)アメリカ人(じん)は全員(ぜんいん)が強制収容所(きょうせいしゅうようじょ)にいれられました。 こどもたちから送(おく)られてくる手紙(てがみ)には、クララさんからの手紙とともに送られてきた本(ほん)の感謝(かんしゃ)・感想(かんそう)、その日(ひ)あったうれしいできごと。収容所の生活環境(せいかつかんきょう)などがかかれていました。クララさんはそんなこどもたちにせっけん、えんぴつなどを送りつづけました。 第二次世界大戦当時(とうじ)、だれもが平和(へいわ)を待(ま)ち望(のぞ)んでいる中(なか)こどもたちをかわらぬ友情(ゆうじょう)でささえつづけた図書館員のすがたをえがく、ほんとうにあったおはなしです。 |