YA新着図書の紹介【2025年1月~3月】
『ピーチとチョコレート』
福木 はる/著 講談社

沖縄に住む中学2年生の萌々(もも)。
体型にコンプレックスがある萌々は学校では気のいいお笑いキャラを演じています。
そんな萌々がラップと出会い、自分の中に押し込めていた言葉を隠さずに出していく楽しさと開放感を知り、ラップ教室ではありのままの自分でいられると、居場所を見つけた気持ちになります。
ラップとは単なる言葉遊びではなく、自分の魂を言葉にのせる、その場にいる人とのコミュニケーション。
学園祭で萌々が発表したラップのリリックは心からの言葉で胸を打ちます。
「いまここにルッキズムの墓たてろ!」
なんてシビレます。
いまモヤモヤを心にかかえながら日々を過ごしている人たちにぜひ読んでほしいです。心のもやが晴れるきっかけになるかもしれません。
1月から3月のYA向け新刊
- 『全校生ラジオ』 有沢 佳映/著 講談社
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『あいだのわたし』 ユリア・ラビノヴィチ/作 細井 直子/訳 岩波書店
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『クロニクル千古の闇 8』 ミシェル・ペイヴァー/作 さくま ゆみこ/訳 評論社
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『王様のキャリー』 まひる/著 講談社
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『みかんファミリー』 椰月 美智子/著 講談社
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『オンライン・フレンズ@ユナ』 神戸 遙真/著 講談社
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『オンライン・フレンズ@さくら』 神戸 遙真/著 講談社
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『難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』 雨宮 処凛/著 河出書房新社
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『浜村渚の計算ノート 11さつめ』 青柳 碧人/著 講談社
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『森と、母と、わたしの一週間』 八束 澄子/著 ポプラ社
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『ガールズ・ルール 愛され女子でいるには』 キャンディス・ブシュネル/作 ケイティ・コトゥーニョ/作 三辺 律子/訳 静山社
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『10代からの文章レッスン みんなどうやって書いてるの?』 小沼 理/編著 安達 茉莉子/ほか著 河出書房新社
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『カミオカンデの神さま』 松田 悠八/作 ロクリン社
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『もやもや、ごちゃごちゃがスッキリする手書きノート&メモ術』 奥野 宣之/著 河出書房新社
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『15歳の昆虫図鑑』 五十嵐 美怜/著 講談社
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『10代のための疲れた心がラクになる本 「敏感すぎる」「傷つきやすい」自分を好きになる方法』 長沼睦雄/著 誠文堂新光社
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『3倍速ドッペルゲンガー』 久米 絵美里/著 森川 泉/絵 アリス館
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『わたしたちの世界を変える方法 アクティビズム入門』 中村 眞大/編著 あーにゃ/ほか著 河出書房新社