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YAおすすめ今月の1冊【2026年7月】

『それいけ!平安部』
      宮島 未奈/著 小学館

 
高校生になる時、とりわけドキドキしたのを覚えています。
中学生になった時と比べて知らない同級生が増えますし、受験がおわったという解放感もあり、高校生という音の響きにもドキドキしました。
部活動も中学の時とは違い断然多い!何部に入ろうか悩んでいるという人もいるのではないでしょうか?
主人公の栞は入学式の日に同じ新入生の安以加に「平安時代に興味ない?」と声をかけられます。
平安時代に興味?皆さんはありますか?平安時代ってどんな時代でしたっけ?
安以加は平安時代の心を学ぶ平安部を作りたいというのです。
1年生が新しい部活を作るというのも驚きですが平安の心を学ぶ部活と言われても何をする部活なのかさっぱりわかりません。それでも、栞はその何だか分からない部活作りに協力することにします。
部活を作るために安以加と栞に課せられた最初のミッションはあと3人、部員を集めることでした。
知らない人だらけの高校で、部員を集めるのは大変なことです。
それでも2人は他の部活の幽霊部員や、アルバイトをメインにしたいので活動日の少ない部活を探している人、安以加の光源氏のようにイケメンの幼馴染などを集め、なんとか5人の部員を確保します。
全員、平安時代に詳しいわけではないし、安以加を除いて積極的な理由で部活動に入ったわけでもないのに、5人の活動は蹴鞠をしたり仏像のトランプで神経衰弱をしたり、実に楽しそうです。
5人が自分の強みを生かしながら、力を合わせて部活を盛り上げていく様子に、思わず「頑張れ!」と言いたくなってしまいます。
高校生活らしく、大会に出たり文化祭で発表したり、平安部の楽し気な活動をぜひ読んでみて下さい。