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YAおすすめ今月の1冊【2026年2月】

『全校生徒ラジオ』
 有沢 佳映/著 講談社

 
みなさんは「ポッドキャスト」というものをご存じですか?
ポッドキャストというのはインターネット上で配信されている音声コンテンツや、動画コンテンツを聞くサービスです。ラジオと少し似ていますが、ラジオがリアルタイムで聞かなくてはいけないのに対し、ポッドキャストはリアルタイムでなくても自分の好きな時間で聞くことができます。なので勉強のお供などに聞いている、という人もいるのではないでしょうか。
今回紹介する本はそんなポッドキャストを題材にしたお話です。

主人公はポッドキャストをやっている仲良しの女子中学生4組…ではなくそのポッドキャストのリスナーの同年代の男の子。
男の子が聞いた〈全校生徒ラジオ〉というポッドキャストの内容を文章化、いわゆる文字起こしした文章という形で書かれた本です。
ポッドキャストの回は全部で15回。文字起こしをした文章のあと最後に男の子の感想や心情といった形で書かれています。
実際には存在しない女の子たちの雑談がメインの配信ですが内容が実際にありそうなのと、作者の有沢さんの表現がとても上手でまるで本当にあるポッドキャストの文字起こしを読んでいる気分になります。
中身は横書きで書かれているので、SNSやネットで文字を読んでいる人たちには馴染み深いのではないかと思います。
内容のほとんどがポッドキャストの文字起こしなので読んでいてあまり小説らしい感じもなく、本を読むのが苦手な子でも読みやすい一冊です。